Prix Modo Bruxellae Prijs 2007

saicom2007-12-03

@Galeries de la Toison d'Or
http://www.modobruxellae.be/index.html


もうすぐ改装されるルイーズ通り近くのギャラリーを会場とした
ファッション・ショーで、今年の受賞者が発表された。
この賞は二年以上ブリュッセルで活動しているブランドや
ファッション・デザイナーを対象に1993年からはじめられたものである。


はじめに過去の受賞者によって、今シーズンの服が披露される。
今年は、アネミ・ヴェルベック、キャシー・ピル、
ジャン=ポール・ノット、サンドリナ・ファソリの四名。
各デザイナー10体程度、すでに店頭で目にしている服のためか、
とくに新鮮味があるわけでもないが、ショーの時間が短く、
廃墟のような雰囲気を醸し出す空間を上手く利用しているため、
それほど退屈ではない。


続いて、賞にノミネートされた14組、各一体ずつの発表。
こちらもさらっと終了し、すぐに受賞者の発表。
モード・ブリュッセラ賞にはValéria Siniouchkina による‘Girls from OMSk’。
また、ING Boutiqk 100% Brussels 賞には‘Mademoiselle Jean’。


サイト用やプレス用の写真でははっきりとは分からないが、
近くで見ると余計気になるのが、ブリュッセルの彼らに共通する特徴。
突き抜けきれないデザインと手作り感覚に溢れている縫製とパターン。
ジャン=ポール・ノットに対してはあまり感じないけど、
それが意図的なものなのか、そうでないのか知りたいところ。
イェールやMangoなど大きめの賞にブリュッセル枠があるのかもしれない、
と秘かに思っている。


それにしても、今回の会場は温度やレセプションも含めて秀逸だった。
*このギャラリーは画廊ではなく、ショッピング・モールのようなもの。