ラ・カンブルのジュリ

saicom2008-06-06

2008.6.6,7
@Halles des Schaerbeek


昨年までの横長ステージから、縦長になって見やすい
ドアなどの妙なつくりものもなく、奥の幕の風景のみが変わる
時間が短く、進行も割合スムーズでショウ全体としては良くなっている


学生作品は、ここ最近この科の教員の趣味とも思えた
似たり寄ったりの保守的なデザインからは少し脱却しつつある


だが、1,2年前のアントワープ王立美術アカデミーのショウで
みかけたような素材、デザインや、
もうすぐセールになりそうな、量販店の店頭に並んでいる服のデザインや
カラー・コーディネイトなど、一部の学生のマネ具合が気になる
それでいて、デザインや縫製の面ではオリジナルより完成度が低い


また中途半端なパフォーマンスもこのショウをみづらくさせている
単なる学生の発表会であれば何の問題もないが、チケットを販売している時点で、
スペクタクルの一種となるのだから考える必要があるだろう。
さらに、かなり離れた場所からも分かる、デザインではないツレやゆがみ満載の服を
ステージ上で披露するべきなのかどうか検討してほしいところである